こんな職場は嫌だ!リハビリ現場にいる嫌な職員5選とその対策

はじめに

みなさんが働く中で嫌な上司や先輩などはいませんか?

仕事上関わる人と気が合わないだけでなく、非常識な言動をしていたら非常にストレスですよね。

この記事では、作業療法士歴8年のわたしが、嫌なリハビリ職員の事例をご紹介し、最後に対策もご紹介したいと思います。

リハビリ現場にいる嫌な職員5選

自分の勉強した手技以外を認めず毛嫌いする先輩

以前勤めていた職場の先輩には、自分の勉強している手技や勉強していること以外は否定する先輩がいました。

自分の担当患者さんの病状やリハビリ内容や介入の経過をまとめて考察を加えて報告する症例報告があるのですが、その中で自分が勉強していることや手技以外の内容が出ると徹底的に否定し、攻撃するような人でした。症例報告自体は、自分の考えをまとめて、考察を書くために様々な文献にあたるため、とても勉強になります。ただし、作るだけでもすごく大変な物です。それなのに先輩から攻撃を受けるため誰もしたがらなくなり、結局は働き方改革という理由でなくなりました。

PT・OTでよくあるのが、特定の手技がよしとされている現場がかなりあります。しかし、医療の世界はその現場を含め、医療の世界では新しい技術が生まるなど、年々常識が変わっていく世界です。

疾患ごとの治療ガイドラインがあって、それは様々な研究をもとに定期的に改定されます。

昔のガイドラインには載っていたけど最新のガイドラインには載ってないというのは結構あります。

リハビリの手技に関しては、脳卒中ガイドラインには以前は載っていたのですが、今は載っていないものも多くあります。

でも手技がすごく流行った時代もあって、その時から熱心に手技を学んで来られた先輩もおられるわけです。熱心に学んできた手技だから、なかなか別の手段にいこうとならないものです。人によっては、今まで頑張ってきたことを否定される気分になってしまう人もいるでしょう。

だからといって他人に対して攻撃的になるのは本当に大人げないですね。

会話のキャッチボールが成り立たない先輩

先ほど登場した先輩は、話しのキャッチボールができない人でした。

その先輩が指導係になった人は、当然指導係のその先輩に技術面でわからないことを尋ねます。しかし、質問に対する解答は返ってこず、自分が読んだ文献や勉強の内容を一方的にひたすら話すだけでした。あるときその先輩に「はい」か「いいえ」で答えられるような質問を投げかけたとき、そのどちらでもなく、一方的にベラベラ話しできた時は、「もうだめだ」と思いました。もちろん、その先輩は後輩たち全員から嫌われていました。

平然とセクハラをする管理職

実技練習が頻繁にある職場で働いていたときのことですが、平然とセクハラをする職員がいました。それも管理職です。

講師の係が実技の見本を見ている女性職員の後ろにたち、殿部を触っていました。

また、彼氏がいる女性職員に、「昨日やったんか?」と尋ねるなど、デリカシーがないだけでなく、完全にアウトな言動を平然と行っていました。

管理職にそんなことをされると、下手に話しを大きくできないので、非常にたちが悪いです。

自己研鑽の強要をする管理職

医療関係の職種は、どうしても自己研鑽が必要になってしまいます。

特にリハ職種だと職場によっては必要な実技の研修を業務時間外に行うことが少なくないと思います。

また、症例報告の作成や勉強会の準備も「自己研鑽だから」といって、業務時間内にできないのはおろか、残業代すらでない職場が多いです。

以前勤めていた職場もまさにそのような環境であり、リハビリ部全体の実技研修や講義研修が就業後1時間半以上、毎週のように行われており、それ自体は自己研鑽扱いで残業代は出ませんでした。

しかし、参加率が低いと次の日の朝礼で部長から、

「患者さんのために自分の時間を犠牲にして自己研鑽をしないといけない」

と注意がありました。

確かに患者さんのために研鑽にはげむのは大事なことです。しかし、部長がこのようなことを言ってしまったら、もはや業務命令になってしまい、残業代がでないのはおかしい状況になってしまいます。

当然、職員は不満をためていく結果になっていました。

自分の仕事を部下に投げて自分だけ定時に上がる先輩

このような先輩は意外と多いのではないでしょうか。

部下を育てるために、一緒に仕事を行ったり、少しずつ部下に仕事を割り振っていくことは大事なことです。

しかし、その範疇を超えて仕事をほとんど部下に投げていく管理職や先輩がいました。

丸投げする上にやり方を教えるのも投げやりで、適当に教えて、失敗したらその失敗した後輩のせいにするという最低な人もいました。

対策方法は?

特定の手技しか認められない環境では、自分以外の職員がいるときはその手技を行う

  • 特定の手技しか認められない環境で働いている
  • 特定の手技以外を認めない上司や先輩がいる

このような場合は、自分以外の職員がいる前ではその手技を行いましょう。

それ以外の介入方法を行って波風が立ってしまうと、上司や先輩から目をつけられてしまい、必要以上に厳しく指導される原因になってしまいます。

そうなっては働く上でストレスが多くなってしまい、働きにくくなります。ただし、そういう職場はそもそも働きにくいと思うので、転職活動も検討しましょう。

また、やりたい自分がやりたい手技がある場合は、自宅で勉強したり、休日に研修会に参加するなど士ましょう。

適切な方法で人間関係の改善を試みる

人間関係は非常に難しい問題です。まずは改善できる余地がないか確認してみましょう。

人間関係を解決するための方法は下の記事を参考にしてみてください。

作業療法士が職場の人間関係を改善する方法

有害な職員とはできるだけ距離をとる

会話が成り立たないとか、セクハラをしてくるような職員とはできる限り距離を取りましょう。

それでも上司がそのような問題行動を行ってくるとなるとそういうことも難しくなってしまいます。

そのような場合は職場にはハラスメント相談窓口が必ずあるので、そのような窓口に相談するのも方法の一つです。

自己研鑽の強要を受けたときは

参加したい研修であれば参加するのは問題ありませんが、業務時間外の自己研鑽の強要があった場合は

  • 用事があった
  • 子育て
  • 親や祖父母の介護

など、理由付けを上手に行い無理に研修会へ参加する必要はありません。

労働基準法を元に考えると、「自己研鑽の強要」はもはや「業務命令」にあたり、残業代の支払いの義務が職場側に生じます。

研修会への参加をしつこく言われるのであれば、下記をそろえて労働基準監督署に「通告」しましょう。

  • 自己研鑽の研修会に参加するように言われた事実(いつ、誰に、どんなことを言われたか記録する。できたらこっそり録音しておく)
  • 参加したけど残業代が払われなかった事実(タイムカードのコピーなど。最悪自分で記録したもの)

転職する

  • 改善を試みたが難しかった
  • 心身ともに限界

以上の場合は無理をせず転職活動を行いましょう。

おわりに

各職場には、様々な人がいると思います。

嫌な人でも仕事に支障がなければいいのですが、そういうわけにも行きません。

また、上司が非常識な言動を行う場合もあり、そのような場合は非常にストレスだと思います。

大きなストレスを抱え込んでいる場合には、心身ともに壊す前に、思い切って環境を変えることも一つの方法だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました